今週は、教育大の研修生が来てくれています。

教育大学のカリキュラムに、福祉施設等で1週間研修を受けるというものがあるそうで、今週は月曜日から金曜日まで1週間研修に来ていただきました。

昔は、ほとんどの家庭に年寄りがいて三世代家族が当たり前でしたが、最近では年寄りと一緒に住んでいない家族が多くなりました。普段接していないとお年寄りとどんな話をすればよいのか、話題が合うのか心配になると思いますが、思ったより話が通じるということを感じてもらえたと思います。

100人の入所者は、100様の人生や人柄や健康状態があり、ドラゴンズファンもいれば、小説が好きで本の差し入れがあると毎日集中してすぐに何冊も読破される方もいます。他にも家族の心配ばかりされている方もいます。

華道や茶道、大正琴などのクラブ活動に精を出す人もいます。定員があるので、クジに外れて不満を言う人もいます。施設とはいえ、その中で社会生活が行われています。ケンカもあれば仲直りもあります。

小さな子供であろうと100歳を超えるお年寄りであろうと、変わらない一人の人として向き合えば、話は通じると思います。

短い間の経験だったと思いますが、この経験がこれからの学生生活や社会人になっての活動に良い経験になることを祈っています。