施設内研修~精神疾患と認知症の理解~

今月豊明苑では施設内研修として「「精神疾患と認知症の理解・精神疾患と認知症へのケア」というタイトルで藤田保健衛生大学病院 認知症看護認定看護師の方を講師としてまねき講義を受けることができました。

内容は代表的な精神疾患である気分障害、統合失調症、アルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症、ピック病などについて疾患や認知症ごとの特徴について説明を受けたあと、どんな対応が好ましいかもわかりやすく説明がありました。現場の職員は普段のご利用者と重ねあわせながら質問にも熱が入ります。

対応だけでなく認知症改善薬や向精神薬、漢方薬、抗うつ薬の効果と副作用についても詳しく話を聴くことが出来ました。

実は今年度の介護員室の2Fフロア介護目標の1つに「すべての職員が認知症ごと、精神疾患ごとの共通した理解と対応ができるようになります」というものを掲げています。そんな目標にぴったりな研修でとてもありがたかったです。

うまく対応することがゴールではなく大切なことは適切な「引き出し」を必要な場面で使い、如何にご利用者の尊厳を保持できるかだと思います。

だれのための認知症ケアか改めて考えさせられる意義のある時間でした。